なぜ口臭治療が必要なのか?

口臭治療が必要な理由は大きくわけて2つあります。

1. 口臭発生菌が、全身に悪影響を及ぼすことを防ぐため
2. 口臭を気にして人とコミュニケーションがとれなくなるのを防ぐため
【1. 口臭発生菌が全身に悪影響を及ぼすことを防ぐ】

近年、口臭を引き起こす口臭発生菌は、全身疾患と密接な関係が有る事が解ってきました。舌や歯周ポケットに住み着く口臭発生菌は、菌体を取り巻く外膜に、エンドトキシンと言う「内毒素」を有し、これが、歯肉の血管から身体の中に入り込み、全身に悪影響を及ぼします

〈内毒素が及ぼす影響〉
・発熱
・骨を溶かす。
・血糖値を上げる。
・炎症を引き起こす。
・免疫反応を低下させる。
など、全身に作用し、生活習慣病など、重篤な病の引き金になる事もあります。

〈具体的な例〉
●サングイス菌は、「細菌性心内膜炎」を発症します。
●スピロヘータ菌は、メタボリックシンドロームの原因になります。
●プレボラ菌は、妊娠時の、「早産・未熟児」の原因になります。
●レンサ球菌は、身体の免疫力低下により、「敗血症」に移行します。
※その他にも胃潰瘍、糖尿病、骨粗鬆症との因果関係も報告されています。

東洋医学では、本当の病気になる一歩前の状態を「未病」(みびょう)と定義しています。 例えば、わずかな体調の変化は、顔色、肌の色つや、目の輝き、声の力強さ、皮膚の温度、オナラなど、様々の所に、病になる前の予兆として、ずっと前から危険に信号として、情報を発信しています。 「口臭」も未病情報の一つであり、口臭治療に取り組むことで口臭発生菌が、全身に悪影響を及ぼすのを防げると考えられます。

【2.口臭を気にして人とコミュニケーションがとれなくなるのを防ぐため】

自分には口臭があると思っていると、自然と口数が減り、人と話す事が苦痛になります。そのため、性格も内向的になり、人とコミュニケーションがとれなくなる傾向があります。 私の患者さんで、一番印象に残っている事例をご紹介しましょう。

定年を過ぎた初老の男性で、週末はゴルフに明け暮れる優雅な人生を送っている方でした。しかし、一緒にプレーしていたゴルフ仲間が、徐々に少なくなってきたそうです。その患者さんは口臭が原因だと思って来院されました。最初の問診で、伺った言葉が今も忘れられません。

「先生…およそゴルフをプレーする上で、最大のペナルティは何だか知ってるかい?、それは…友達を失う事なんだなあ…」

その後、3ヶ月間の予防プログラムで、口臭が改善したところ、昔のゴルフ仲間と再びプレーが出来るようになったそうです。

この例は、実際に口臭があった例ですが、口臭に悩む方の中には実際には口臭がない方も多くいらっしゃいます。どちらにしても、口臭を気にして人とコミュニケーションがとれなくなってしまうのはとても残念な事です。
口臭治療をすることで、自信を取り戻し、思いっきり人と話ができるようになります。

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